夏期講座(私立中・高校部)②

こんばんは、井手です。
夏期は2週目に入り、宿題をどんどん進めていってもらいってます。英語の特訓生は宿題以外に復習用の文法プリントを、また復習用に抜き打ち気味に単語のチェックも入れていこうと思ってます。だらけたくなるような暑さですが、短時間しっかりと集中してやることをやる習慣はくずさないでください。「人生の特性を決定するのは、日常の小さな事柄であって、偉大な行動ではない」

~ 本日の基礎英文法読解(予習用) ~
不定詞の単元に「疑問詞+to V原形」の慣用用法があります。この用法で代表的な疑問詞は、what /which /when /where /howです。例えば、what to do nowは「今何をすべきか」、which to choose「どちらを選ぶべきか」、when to start「いつ始めるべきか」、where to go「どこに行くべきか」、how to use it「それをどのように使うべきか」など、疑問詞の意味に「ーすべきか」や「ーしたらよいか」の意味を加えてやります。特に次のようなものは訳し方も含め知っておくといいでしょう。what food to take with me「どの食べ物を持っていったらいいのか」、which way to take「どちらの道を行くべきか」、how to use the device「その装置の使い方」、how patient to keep「どれほど我慢すればよいのか」。これらは難しく見えますか?いえいえ基本的なところです。ところでここから本題なのですが、この用法は疑問詞と to との間に[主語と be 動詞]の省略が起こっています。つまり疑問詞を含む全体が節となり名詞の働きをします(これを間接疑問文と習いますね)。全体が名詞の働きということは、主語や目的語、また補語や前置詞の目的語、さらには it イコールなどの同格になって文中に現れるということです。具体的には自分の力で調べて確認してくださいね。名詞・形容詞・副詞などの主要品詞の具体的な働きは、年間で何十回も扱うことなので自力で覚えること。ちなみにこのような節中における[主語と be 動詞]の省略は珍しくはありませんので。