彼岸花

今晩は山本です。
彼岸花が至る所に咲いています。
子供の頃、この花が咲く時期になると、もち米をあんこで包んだ牡丹餅を祖母や母が作ってくれました。
誕生日とクリスマスにしかケーキが食べられなかった時代ですから、彼岸花が咲き始めると牡丹餅を心待ちにしていました。

牡丹餅を作ってくれた祖母や母はあの世の住人となりました。
そういえばお彼岸の日、仏壇に牡丹餅をお供えしてからおさがりを食べていたような気がします。
仏壇に長いことお供えしていません。
親不孝なことです。
今度実家に帰るときに持っていこうと思います。
少々不格好でも自分で作ったものを

この道を進んでいくと死んだ人に会えるんじゃないか?
あの世はすぐ近くにあるんじゃないか?
彼岸花を見ているとそんな気がします。

かけてもらった恩を返せないまま今日まで生きてきました。
だから次の世代に先人からもらったものを渡していこうと思います。