単位のマジック

こんばんは加藤です。
「1個100円の品物を何個か買うと600円でした。
何個買ったでしょう?」
という問題なら分かるのに、
「毎分100mの速さで600m進むのに何分かかりますか?」
という問題だと分からなくなる小学生がいます。
よく考えてみてください。
どちらも同じ事聞いてますよね。
強いて言えば、品物は見て、手に取って経験することができるというくらいです。
小学生にとっては大切な経験なのかもしれません。

「1ダース(12本)720円の鉛筆があります。
1本の値段は?」
と聞かれても困ることはないですが、
「1mol(6.0×10の23乗個)の質量が12gのとき、1個の質量は?」
と聞かれて手が止まる高校生がいます。
さすがに高校生ともなると理解に苦しみます。

単位が変わるだけで問題の難易度が跳ね上がります。
自分で勝手に難問だと思い込んでいます。
説明すれば分かってくれます。
生徒がよく言うのは
「説明されたら分かるけど・・・」
完全に単位のマジックにかかっています。
このマジックを解くのに苦労しそうです(^^;)