時には厳しく

今晩は山本です。
私は、よっぽどのことがない限り、日高村から自転車や徒歩で通勤します。
塾生たちは朝早く起き、学校で勉強し、部活までやって塾に来ます。
そんな子供たちに、時には厳しいことも言わなくてはなりません。
(人に厳しいことを言う以上、自分自身に厳しくなくては・・・)
そう思ってこの自転車通勤を始めました。

吉田松陰や緒方洪庵は生徒を叱らなかったそうです。
日露戦争でコサック騎兵を破った秋山好古も晩年故郷の松山で校長先生を務めましたが
いつも穏やかに笑っていたそうです。
私の理想とする先達たちです。
ですからよっぽどのことがない限りは叱りません。
しかし、何度も心を砕いて説明しても通じないときは話は別です。
今日、ある小学生の生徒を叱りました。
再テストに引っかかって居残りをさせていましたが
集中力がなく小数の割り算の筆算で何度も同じ単純ミスをしたからです。
私は言葉が心に届くことを祈りながら叱りました。

数10分後、彼は見違えるように丁寧な筆算を書き、
見事合格して帰っていきました。

遅い昼食となりましたが、昼休みを返上した甲斐がありました。