The best teacher(まさに教訓)

こんばんは、井手です。
そろそろ快適な気候の訪れでソワソワしてきます。手箱山、筒上山、猿越山、鷹羽ヶ森、黒森山、横倉山などタイミングさえ合えば紅葉や目の保養を求め行こうと思います。今年から「山日記」みたいなものをつけてます。勉強計画を立てなさいとはしょっちゅう言ってきてますが、勉強記録みたいなものです。が、これが意外と楽しくてつけてます。いかほどか観察してみると、今年で46回も行ってますね(笑)(低い山や、峠なども含めてます)
It is important to learn only from your history so that you can make a plan for bringing out the best of your ability. 「経験によってのみ限界に挑戦することができる」

~ 本日の基礎英文法読解の補足 ~
「 動名詞」と「不定詞の名詞的用法」について復習からです。Ving形の動名詞と to V形の不定詞(名詞的用法)はどちらも名詞のはたらきをするので両者はお互い「交換可能」な場合があります。
例:I began to study chemistry. ≒ I began studying chemistry. 「私は化学を勉強し始めた。」の、”to study chemistry” も “studying chemistry” もどちらも “it” や “this” など代名詞で置き換えて意味が通りますね。
I began it.「私はそれを始めた。」・・・ “it” の代名詞で置き換えても意味が通るところにある “to study chemistry” や “studying chemistry” は名詞の働きをしていると言えるので、名詞的用法なわけです。
名詞として使っているのに、いつでも「交換可能」なわけではなく、動名詞を使う場合と不定詞を使う場合の使い分けを知っておかなければなりませんね。要するに、「こういった動詞の後には不定詞がくるよ。またこういう動詞の後ろには動名詞がくるよ。」ということが暗記できていますか?、がテストに出る!!でしたね。「メガフェップ・・・・」mind, give up, avoid, finish などなどの頭文字をとったもので、こういう動詞の後には動名詞がくるから覚えておかないといけません。このメガフェップ・・・の語呂はとてもいいものですが、世の中の全単語がカバーできてるはずがありません。ということはこれ以外に探せばいくらでもあるし、そこをあえて入試問題で出してくる可能性は十分ありえるのです。では何をもってこれらの単語がチョイスされたのかは知る由もないですが、基本動詞には変わりないので語法を身に付けるという点ではすばらしいです。問題は選抜からはずれた基本動詞でこの語法に当てはまるものに対する初見の対応となります。
● to不定詞:to は「右矢印(→)」という意味です。「これからto以下することに向かう」という意味で矢印。それ以外のフレーズでは「到達している」ということを意味しています。
● Ving(動名詞):「動作の途中、真っ最中」という意味です。進行形のイメージからいろいろ発展していきます。
I want to go fishing. とは言えますが、I want going fishing. とは言いません。want は「欲しい/望む」ということなので「これからやることを望む」になり、これから釣りに行くことを望む “want to go fishing” は自然ですね。一方、”want going fishing” だと「すでに釣りに行っている最中を望む」ということになり不自然。まだやってないこと、これからやることを望むのが自然な感覚でしょ。decide(~することにする)、hope(~することを望む)、expect(当然~することになると思う)など「これからすることに向かう」発想の動詞には不定詞がつくのです。そして、enjoy や finish の後ろにはVingがつきます。
I enjoyed swimming. なら「泳いでいる最中に、楽しいと感じる」ことを表すのでこれは自然な表現です。一方、I enjoyed to swim. なら「楽しかったけど、泳ぐのはこれから」となり、何が楽しかったの?という話。finish も、 I finished reading the book. なら「読んでいる最中の行為を終えた」ということで自然。が、I finished to read the book. であれば「これから本を読むことに向かって、終えた」、つまり、まだ読んでないのに終えた、ということになるので不自然極まりないです(笑)。進行中の最中(reading the book)だからこそ、それを終わらせることもできるのですね。だから 「彼らは留学を断念した」が They gave up studying abroad. に違和感があるのはこういうことですね。正しくは、They gave up the idea of studying abroad. などです。He had trouble breathing. 「呼吸するのが困難であった」で、Vingなのもすっきりしますね。