retrieval(想起)

こんばんは、井手です。
「記憶する」ことは3段階に分かれます。これを知るか知らないかで勉強の効率が変わるかもしれません。
記銘(符号化)・・・情報を憶えこむことを記銘という。情報を人間の記憶に取りこめる形式に変えるという情報科学的な視点から符号化と呼ばれることが多い。
保持(貯蔵)・・・情報を保存しておくことを保持という。情報科学的な視点から貯蔵と呼ばれることが多い。
想起、起憶(検索)・・・情報を思い出すことを想起、起憶という。情報科学的な視点から検索と呼ばれることが多い。想起のしかたには以前の経験を再現する再生、以前に経験したことと同じ経験をそれと確認できる再認、以前の経験をその要素を組み合わせて再現する再構成などがある。(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A8%98%E6%86%B6より引用)

教科書を読んで内容を理解し、覚えることを記銘といいます。「冥王星で観測された地形が、巨大な氷火山群が比較的最近まで活動していたことを示すものだ、ふ~んなるほど…」というのがこのプロセスです。誰もが通る道ですが、このプロセスだけでは点数には結び付きません。保持のプロセスを経て、想起することが大切です。他人にチェックの質問をしてもらう、問題集を解いてみる、あるいは数日後の自分に向けて自分で問題を作ってみるのもいいかもしれません。覚えたことを確認する、実際に思い出してみるプロセスこそ点数につながります。