コンクリに咲く花

今晩は山本です。
水曜日、家の周りに生い茂った木を鎌で切っていたら、誤って指を切ってしまいました。
軍手の上から左手人差し指の第二関節を4㎝ほど・・
切った瞬間はあまり痛みを感じませんでした。
素晴らしい切れ味!
我ながら鎌をよく研いだものです。
水道水で傷口をよく洗い、指の根元に輪ゴムをまいてみたものの血が止まりません。
庭のコンクリートに鮮やかな彼岸花の群落が出現しました。

とりあえず手をビニール袋で包み、近くの病院に車で向かいます。
コップ1杯分ほど失血しましたが、筋は切れておらず、3針縫合するだけで済みました。
しかも有難いことに風呂に入っても大丈夫とのこと。
不幸中の幸いです。
丁度患者さんが少ない時間だったこともあり、たくさんの看護師の方々に暖かい言葉をかけて頂きました。
普段これほどまでに優しくされたことがないのでありがたさに目が潤んでしまいました。

病院ってあったかい・・・

私は6年前、この病院で怪我を診てもらったことがあります。
その時は右手の人差し指でした。
身がえぐれて剥離しそうになっているのが皮一枚でつながってます。
血まみれの右手をかばいながらやってきた私のただならぬ様子を見て
看護師さんが声をかけてくれました。

「どうなさいましたか。」
「スッポンにかまれました!」
「え!スッポン!」

一瞬顔に笑みが浮かびましたがすぐにりりしい表情に戻り、てきぱきと処置してくださいました。
患者に羞恥心を与えない・・・病院ってサービス業の鏡ですね。