Unrealistic(非現実)

こんばんは、井手です。
早いもので2月も中下旬、週末は中学入試です。さて、高校部では学年末テストが真っ最中で続いて私立中のテスト発表が控えていますね。学年の締めくくりとなるのでいつも以上に気合が入っている生徒も多いことでしょう。毎日13時開館してるので早く来るよう促していきます。ただ長時間机に座っていれば成績が伸びる訳ではないので、ちゃんと計画を細かく立ててから勉強を始めることですね。たとえば、「なんとなく化学やる」や「微分でもやろうかな」では、科目の偏りが生じ、どれだけこなせたのかが曖昧になったりします。そうならないように、どの科目の、どの参考書の、どの問題をやるのか、最初に決めてしまうのです。科目バランスを考慮しながら、それを手帳などに箇条書きにして、こなしていく度に棒線を引いて消していくのです。こうすると、次に何をすればよいかが常に明確になるうえ、リストの棒線を見ては小さな達成感を何度も味わえますので、驚くほど集中が長続きすると思います。
~ 本日の英文法 ~
仮定法から、質問があった部分です。「もし~がなければ」が、なぜ if it were not for~ で表されるのか?です。「もし電気がなければ、私たちの生活は不便だろうに」を仮定法で表すと、If it were not for electricity, our life would be inconvenient. ですね。この文は現実では(仮定法に対して直説法と言います)、「電気のおかげで(のために・があるので)、私たちの生活は便利です(不便ではない)」で、英語では、Thanks to(Because of) electricity, our life is convenient. となります。さらにこれを「電気のおかけで」の部分を強めた言い方(強調構文)だと、It is thanks to electricity that our life is convenient.「私たちの生活が便利なのは、電気があるからこそなんだ」、そして理由を表す”thanks to”の代わりにもっとも軽い単語”for”に変えて、It is for electricity that our life is convenient. もほぼ同じと言えそうです。「電気のために!」と感じ取れますよね。ここで上に戻って、もし「この生活を便利にする電気、つまり電気のおかげ」の部分が否定されたとしたら、となると仮定法の出番です。要するに、It is for~ の内容の非現実形は、仮定法過去でしたね、If it were not for electricity, 「もし電気のおかげがなかったとしたら」となったのです。わかりますか~?(^^♪

丸一日で雪国に様変わりしました(unrealistic!)