目標

シベリアに抑留されていた人の話です。
懲罰に「穴を掘らせ、その掘ったばかりの穴を埋めさせる。」
というものがあったそうです。
その作業を延々とさせられるうちにほとんどの人が心を病んでいったそうです。

どこの国の話かは失念しましたがレンガ職人の話です。
弟子たちにただ床を作れと命じるよりも
今から作ろうとしているのがどんな建物で
その後どんな目的に使われるのか説明したうえで作業に取り掛かる方が
仕上がりが随分よくなるのだそうです。

ただの作業にならないよう目標を持たせることに毎回腐心しています。