途中の式

こんばんは加藤です。
今日も生徒たちがたくさん勉強しに来ています。
登校日に課題が追加された生徒もいるようですね。

数学を教えていて気になることがあります。
算数や数学の問題を解くとき、
「途中の式をきちんと書きなさい。」
と指導する先生は多いと思います。
それは正しいことだと思います。
ただ、いつまでも丁寧に途中の式を書いている生徒を見ると、それは少し違うのではと思ったりもします。
「慣れるまでは途中の式を丁寧に書き、慣れてミスがなくなれば少しずつ途中の式を省略する」
というのが最も良いと思います。
つまり「暗算」するんです。
「暗算する」ことは悪いことではありません。
テレビで暗算世界一なんていうのを見たことありませんか?
あの人達は頭の中にそろばんを思い浮かべて、頭の中でそろばんの玉をはじいているらしいです。
そろばんとまでは言わないまでも、頭の中のスクリーンに式や図を描くことは計算力の向上には必要なんです。
そういうことができるようになった人は数学が得意になるはずです。
いつまでも丁寧に描く人は、そういった部分の練習が足りていないので、数学ができるようになりません。
もちろん、最初から手を抜いてミスをする人よりはマシですよ(笑)
たぶん、自分の答えがあっているかどうか不安なんでしょうね。
不安だから丁寧に書くだろうと思います。
丁寧に書くことしかしないから、頭の中にスクリーンが浮かばない。
この循環から抜け出さないと成長はありませんよ。