Blossom Viewing(お花見)

こんばんは、井手です。
大体の私立中高や公立高校では終業式を迎えました。部活や補講でそれほど今までと変わらず学校に行く人が多いことでしょう。来週からは春期講座が始まりますので、数時間でも通塾するようにしてくださいね。やるべきことを必ずクリアにして新学年のスタートを切りましょう!!

花見の起源は、奈良時代の貴族の行事がはじまりだったと言われています。とはいえ、当時は歌の世界でを詠んだものは少なく、のほうが多く詠まれていました。『久かたの月夜を清み梅の花 心開けて わが思へる君』
(空の月が清らかなので、夜ひらく梅の花のように、心を開いてあなたのことをお慕いします)など。
奈良時代の人たちはよりのほうを親しみ、花見と言えばだったのですね。平安時代以降、桜の花の美しさや開花期間の短さは、時に人の命の儚さにたとえられ、歌や小説など多方面で表現の対象とされてきたようです。平安末期の歌人、西行により<もののあわれ>を具現化したのがまさにでした。このように貴族の行事であった花見の風習が、広く庶民に広まるにいたったのは江戸時代、徳川吉宗が各地所にを植えさせ、花見を奨励してからだと言われています。また、その開花により田植え時期を知ったり、咲き方・散り方によりその年の米の出来具合を占ったのだとか。神のように崇め、酒や肴を捧げて豊作を祈願したのです。
初桜折しも今日はよき日なり』