ゆとり

こんばんは加藤です。
小津、高知西、土佐塾、学芸と無事にテストが終わり、現在テスト期間中なのは土佐中高と高知中高です。
来週には土佐女子中高が発表になりますが、最大の山場は越えたように思います。
何人かがすでに返却されたテストを持ってきてくれたのですが、なかなか良く頑張ってくれているように思います。
98点の答案を持ってきて、悔しくて目を潤ませている生徒がいたり、99点の答案を持ってきて自分のミスを悔やんでいる生徒もいます。
点数は申し分ないのですが、やっぱりここまで来たら満点が良かったんでしょうね。
その悔しさを次回に活かしてほしいと思います。

今回のテスト期間中にはいつも以上に化学と物理の質問が多かったように思います。
一度言ったことはあると思うのですが、私は化学と物理はアマチュアです。
各学校の先生の方が数倍・数十倍の知識を持たれていると思うんです。
なのにこんなに分からない生徒がいるのはなぜか・・・(^^;)

今回いろいろ教えてみて、原因は小学校~中学校(公立)にあるように思います。
大昔に「ゆとり教育」などと銘打って週休二日にして、指導量はあまり変えないから詰込みの授業になる。
結果、生徒にじっくりと考える時間を与えないし、生徒も考えようとしない。

上辺だけの知識しか与えられていない生徒に、いきなり本格的な内容を教えようとしても小・中の経験が邪魔してしまうんです。
しかも生徒はトコトン考えることを教えられていないから、今まで通り上辺だけ覚えようとする。
高校の化学や物理を上辺で理解できるわけがないんです。

多分、化学や物理に限ったことではないのでしょうが、ちゃんと考えて本質を理解しないと駄目だと思います。
そう思いませんか?(教育に携わる皆さんはどう思いますか?)
私は生徒にじっくり考える時間をとることが本当のゆとりだと思いますよ。