理解

こんばんは加藤です。
今日はちょっと真面目な話をします。(いつも真面目ですが(;^_^A)

私は生徒に「内容をきちんと理解暗記しなさい」と言います。
ブログにも何度か書いたことがあります。
どうも「理解」という言葉をよくわかっていない生徒が多いようです。
どの科目でも同じなのかもしれませんが、私の専門の数学について言えば「理解」とは、
「出題者の意図」「言葉の持つ意味(キーワード)」「思考(図解)」「手段(手法)とその理由」
について考えることです。
少なくとも私はそう思っています。

生徒のほとんどの「理解」は
「問題を解いてみて、解説を読んで分かったつもりになる」
そんな勉強に仕方をしています。
それだと自己満足はできるでしょうが、決して実力はつきません。

この夏休みに補習授業を組んで、多くの生徒の理解度を診断してみました。
結果、ほとんどの生徒が私の考える「理解」ではなかったと思います。

次の2つが大きな要因のように感じます。
「問題の内容が読めない」「図解しない」

国語力にも関係あるのかもしれませんが、問題の意味が分かっていません。
同じパターンを繰り返し解くだけの勉強の弊害でしょう。
公式を使う意味や理由を考えることなく、ただ漠然と手を動かすだけになっているんです。
「どういう時にこの公式を使うのか」「どういう風に出題されているのか」を考えながら演習しましょう。

また、問題を読んで眺めていても解けるようにはなりません。
読みながら略図や概形を書いてみて、視覚的な情報に変換してみましょう。
意外に単純なことから突破口が見つかるものです。

学校が始まった生徒の中で、この夏とても頑張っていた生徒から
「数学の問題をスラスラ解いていたら、先生に褒められた」
という報告をうけたときはうれしかったですね。

皆さんも騙されたと思って、少し「理解」という言葉の意味を考え、実行してみてください。
数学の世界(視界)が変わって見えるかもしれませんよ。

私立中・高校部での生徒との交換ノートです。
内容は小学生と変わりませんね(笑)