備えましょう!!

こんばんは、井手です。
高校部でも期末テストが近づいてきました。塾に来て「何をしたらいい?」みたいな質問まさかする人はいないですよね。今カバンの中にある学校でやったプリントや板書ノート、それらに決まってます。先取りみたいに欲張るようなことはしない。大事なのは習って覚えたてのことをしっかり理屈とともに覚えましょう。また猛勉強となるとつい薄着で体のケアを忘れがち、栄養補給を簡単な加工食品やコンビニ食に頼りがちになると思いますが、これからは感染症の季節。特に受験生の方は健康管理が大事です。できるだけ栄養価の高くて安全なものを食べるように心がけたいですね。

本日の標準英文法の授業は、副詞節を導く従属接続詞の範囲からでした。整序問題でこんなのがありました。
Q: 病気になって初めて健康のありがたさがわかる。
People (they/health/realize/the value/it/of/lose/do/until/not).
私大によく見られるタイプの和訳付き整序英作文です。このタイプはほとんどの場合、和訳と英文が一致してません。つまり出来上がった英文を直訳しても和訳通りにはならないということです。むしろ和文はない方がかえって間違いにくく和文に合わせようとする者を引っかけようという意図が見られます。こういう時は、選択肢の中から主に動詞中心に意味を組み立てて修飾語・被修飾語やお題のように従属接続詞をヒントに考えた構成を練るべき。たとえば、「健康のありがたさがわかる(もちろん「健康の価値を理解する」ってことですね)」は realize the value of health で、「病気になって→病気になる」は lose it(=health)と考える。あとは接続詞 until 「…まで」とポイントの not ですね。あとは組み合わせの問題です。動詞の部分をぶらすことは許されないのでたどり着くところは「病気になるまで健康のありがたさがわからない」→「人々は健康を失うまでその価値はわからない」しかないですよね。
A: People do not realize the value of it until they lose it. が正解です。英語の教師だとどうしてもこの英文はこのままでは終われず強調構文の話がしたくなるところですが・・・ひとまずおあずけ(‘ω’)
センター試験で毎年必ず出題されていたのがこの接続詞を含めた整序英作文(和訳の部分はないですが)。その解法ポイントは「動詞-接続詞=1」っすね!

余談…私個人は英語のテストの中で一番整序英作文が無駄だと思います。逆のことを考えれば明快ですよね(笑)