今晩は山本です。
日露戦争開戦直前、時の海軍大臣山本権兵衛は
退役間近の東郷平八郎を連合艦隊司令長官に任命しました。
奏上の折、明治天皇はその人事の理由をお尋ねになられ、
権兵衛は「東郷は運がいい男ですから。」と答えたと聞きます。
人生の禍福は糾える縄の如しといいますが、どうも周りを見渡してみると
運の良し悪しに偏りがあるように思えます。
大難を小難に、不運を幸運に変えられるものならば変えたいのが人情。
若い頃はバカにしていましたが50代半ばとなった今、
占いに傾倒する人がいるのも分かるようになりました。
私はどちらかというと運がいい方ではありません。
といっても占いには頼りません。
不運の大半は自ら招き寄せている自覚があるからです。
私は空気を読むのが苦手で昔はひんしゅくを買うことが多い若者でした。
「今は違うのか?」と問われると痛いところです。
以前よりは少なくなったと申し上げておきましょう。
「ちょっとぶぶ漬けでも?」と言われて間髪を入れず笑顔で
「いただきます。」と答えてしまうような輩なので、
言ってはならぬ一言を言ってしまい相手を怒らせてしまうことは日常茶飯事。
しかもなぜ怒っているのか理由がわからずただオロオロし、
「出家したい・・・」と思い詰めることも一度や二度ではありません。
しかも私、間が悪いのです・・・
日曜日の昼下がり、私は自宅で一人大声で歌いながら料理を作っておりました。
猫しかいないと油断していました。
年のせいか歌詞が出てこず、歌に飽きた私はキャベツを千切りにしながら
中学の頃の事を思い出しました。
いつも私にちょっかいを出してくる同級生がおり、そいつにハンバーグを奪われ、
その日のおかずがキャベツだけになったときの怒りと絶望が突如としてよみがえったのです。
包丁をまな板にたたきつけ
「なんなやにゃあ!」と大声で叫んだその直後・・・
玄関の方から新聞の集金に来た人の遠慮がちな「○○新聞です。」の声に気が付きました。
換気のため玄関を開け放していたのが災いしました。
普段なら愛想よく世間話をして帰るのに料金を受け取るとソソクサと足早に去っていく集金人・・・
ああ、またやってしまった・・・出家したい。



