今晩は山本です。
新緑の間を縫って流れる川の美しさに毎日通勤の足を止めて振り返ります。

綿毛を持った種子が無数に舞い踊り、しばらく見とれていました。
私は理科を教えています。
長年の経験で説明はすらすらと出てきますが、
年々生徒さんに伝える困難さを感じております。
説明しようにもテキストに出てくる動植物にふれたことはおろか
見たことすらない人もいるのです。
興味がないから目に触れていても見えていないということもありますが・・・
確かに今はタブレットで音声付きの動画をすぐにみられます。
しかし、亀の甲羅の硬さは触れてみないと分かりませんし、
手の中のオケラが指の間をこじ開けようとする力の強さは分かりません。
蓋のない側溝と化した川からは網を持った子供たちが消え、
そこに川が流れていることすら気づかれない程ですから、
理科の説明に難渋するのは無理からぬことかもしれません。


生徒さん達に「理科の勉強のため」なんて意識せず、
美しいものや不思議なものにただ心を動かす機会があればと思います。


