今晩は山本です。
今の時期、山に近い拙宅では毎日のようにムカデが出ます。
子供の頃、実家でムカデやマムシを見た記憶がありません。
といっても私の実家は街中にはありません。
山から離れた平野の水田に囲まれた集落にあります。
300人ほどの集落で人の入れ替わりが少なく、江戸時代から
住んでいたのではないかと思われるような古い家もありました。
ムカデやマムシは水田に阻まれ集落に侵入しづらい上、
長年にわたって住民から駆除されてきました。
その結果、私のような日がな一日虫や魚と遊んでばかりいる子供をして
彼らに遭遇するに至らなかったものと思います。
近年、人口の減少に伴い、集落に野生生物が出没するようになって久しいですが、
私が現在住む集落もその例にもれず、一人また一人と数を減らす人間に反比例して
野生生物が増えています。
鶯やホトトギスならいいですが、鈍くさいハクビシンが自転車に突っ込み
こけそうになったり、「なんで玄関前にひもが?」と拾い上げようと思ったら
マムシだったりとなかなかにスリリング。
ムカデには何度もかまれたのでズボンや靴を履く際には豪快に音を立てて
はたく癖がつきました。
まあ、悪いことばかりではありません。
ムカデにかまれて何故か腰痛が治ったこともありますから。
でもやはり痛いので二つの目は常にその姿を探しています。
今日、洗い置きしていた磯靴のすき間から奴の足が!
と思ったら・・・
可愛いサワガニでした。
まったく、どれだけ水はけの悪い家なんでしょう。