With the approach of spring

こんばんは、井手です。
木金土は私用の帰省で、ご迷惑お掛けしました。
さて、私大入試はピークを迎え中期やB日程、○○方式など大学によりいろんな呼び方があり複雑ですが今後進んでいくことになります。今できること、体調管理であれ記述特訓であれ、受験生たちにまだまだ試練の時は続くのです。

~ 本日の基礎英文法読解 ~
仮定法です。つまり非現実を表現する例の「もし~なら…なのに」的なやつですね。仮定法の入り口の部分ではここからでいいのですが、が、が、が、、、、
Q:「私がそこに行けば、両親は喜びます」
A① If I go there, my parents will feel happy.
A② If I went there, my parents would feel happy.
さて仮定法を勉強した後にQの英作をさせると、A②の文を決まって作る子が大半ですね。間違いではないのですが… もちろんA①の文を期待してるのですが、仮定法の誤解というべきか妙な先入観からなのでしょうか。
では、A①とA②では何が違うのか? 状況が違うです!!私が英語の指導時に一番気を遣って説明する単元は、「現在完了」と「仮定法」です。もちろん「助動詞」であったり、「準動詞」なんかも時間を要する単元ですが、現在完了と仮定法に関しては字面以外の使われる状況であれ背景設定がものすごく大事なんですね。A①は、「(私がそこに行くかどうか分からないし問題でもないが、)もし行けば親は喜ぶよ」くらいの気持ち。単なる〈条件〉を表す、事実を述べた〈直説法〉で、
A②は、「(私がそこに行くことはまずないことで、まあそもそも行く気もないし、行ける気もしないけど、)もし行けば親は喜ぶよ(まあ絶対ないけどね)」の気持ち。これが〈仮定法〉で、事実と異なる想像や願望の世界というわけです。この状況設定ができてない生徒たちは文法問題以外で英作文において珍回答が続出します。
A③ If I went there, my parents will feel happy. または If I go there, my parents would feel happy. もうこれだとダメダメ英文ってわかりますか?

石鎚山系はまだまだ雪化粧(蟠蛇森山頂展望塔より)