Behind the clouds(雲の向こう)

こんばんは、井手です。
リスニング対策として何をしたらいいのか質問があります。その子の学年や英語力にもよりますが、まず聞く前提としてある程度の読解力が必要となりますね。英文法をあまり知らなくても、単純な単語の結びつきなら誰にでも分かるのではないでしょうか。例えば、冠詞は名詞と結びつき (a dog), (the dog)、前置詞は名詞と結びつき(in the park), (at night)、不定詞は動詞と結びつく(to read the book)など。しかし、「関係詞節」や「that節」などのもっと大きな意味のまとまりを理解するには英文法が欠かせなくなります。「節」の理解は英文解釈の中心となるものであり、「節」の理解なくしてリスニングはおぼつきません。そして「節」の理解とは英文法の理解に他ならない。いくら繰り返し音源だけを聞き込んでも、英文法を知らなければリスニング能力は向上しません。「読む」「書く」「聞く」「話す」の4技能を習得するには、「読む」ことから始めなければならないと言われていて、「読める」から書けるのであり、「読める」から聞き取れるのであり、「読める」から話せるのである。学習の基本は「読める」ことにある。読んでも分からなければ聞いてもわからないですよね。「読んで分かるから聞いて分かる」のであって、「聞いたら分かるが、読んだら分からない」はないのです。英文法に裏打ちされた「読解力」こそリスニングを含む英語習得の王道なのです。


There is always light behind the clouds.(雲の向こうは、いつも青空)
捻挫が早く完治することを願いつつ・・・