私の道標

今晩は山本です。
朝の冷え込みが厳しくなり、寒さで目が覚めるようになってきました。
しかし昼間は10月だというのに日差しがきつく、まだ法師ゼミが鳴いています。
夏と秋がないまぜとなった今の時期、夏が好きな私は毎年憂鬱になります。
しかし、その憂鬱を忘れさせてくれるものが秋にはちゃんと用意されています。
それは美味しい食べ物。
アユは禁漁間近の今が脂がのってうまいし、ツガニも濃厚なスープになります。
また、裏山に登ればアケビがたわわに実り、山芋も自生しています。
旬の物を求めて過ごす暮らしは充実しています。
春は蕨の卵とじ、夏は新子の刺身、秋はとろろ汁、冬は柚子を使った料理・・・
楽しい時間はあっという間に過ぎるもので気付けばすでに50過ぎ・・・
旬の物は私にとって人生の道標です。
辛いこともあるけれど道に迷わずこれたのはこれらの道標のおかげだと思います。
こんな楽しみを教えてくれた祖父母や両親に感謝しています。