夏期講座(私立中・高校部)④

こんばんは、井手です。
「成果が出ないときこそ、不安がらずに、恐れずに、迷わずに一歩一歩進めるかどうかが、成長の分岐点であると考えています。」これは将棋界でおなじみの羽生善治さんの言葉です。成績が低迷したりすると落ち込むことは誰にでもあることです。しかし、成果が出ない時こそ自分の成長のきっかけであり、チャンスだととらえることが大切なのかもしれません。勝負の世界に生きる人だからこそ、根底にあるのは「次はもっと改善しよう」など前向きな気持ちの切り替えなのでしょう。今まさに、目の前の成果が出ないことは貴方にとっても、何か意味があるのかも知れませんね。

~ 今日の標準英文法読解 ~
今日は[提案・要求・命令などの動詞]の後に見られる that節内の注意事項がありました。節中では”命令”の気持ちが込められるため、扱う動詞は主語の人称や時制に関わらず動詞の原形です(主語があるのに命令文!?、でよかったですね)。これが本来の語法でしたが、イギリスでは主語の後の動詞の原形にやや不自然を感じほとんど意味の差が生じない助動詞の should(義務:ーすべき)を添えることでその違和感を解消しました。が、古き伝統に憧れている(笑)アメリカでは相変わらず動詞の原形を使うがために我々も混在したかたちで理解しておかないといけません。例文:I suggested that she (should) go there.「そこへ行けばって彼女に言ったよ。」
またこのような that節内の原形動詞ルールは他に、「…は絶対だ、重要だ、必要である、望ましい、お勧めだ」などなど「…」内にやっぱり「やってくれ」という命令の気持ちが込められるわけなのでこれに同じくです。その他には要求内容としての同格節も考えられますが、助動詞なしの裸の原形動詞には何か”これから実現しろ”という働きかけがあるわけです。例文:It is necessary that teachers (should) evaluate a student’s ability from multiple aspects.「教師は多方面から学生の能力を評価することが必要である。」

連日の日差しから解放。毎夏はいつも調子の落ちる低迷期ですが、少し余裕を持たせた一日となりました。