補習

今晩は山本です。
期末テストが終わったばかりですが、すでに2学期の準備が始まっています。
特に中学2年生は中1の内容がぬかっている生徒が多く、このまま進むわけにはまいりません。
今日も英語の再テストを受けに何人かやって来ました。
部活が終わったばかりで疲れているとは思いますが、黙々とよく頑張っていました。
先日、中2生に比例と反比例の復習テストをやらせてみたところ、
グラフはおろか座標点すらわかっていない人がいます。
このまま一次関数を教えると授業が空中分解してしまうでしょう。
昔は座標点でつまづく人はあまりいなかったように思います。
自力で目的地まで徒歩や自転車で移動する生活の中で方向感覚が養われていたのではないでしょうか。
司馬遼太郎さんは「高知県人は海と山に囲まれているため東西南北で自分の位置を把握するのに長けている。」
と随筆の中に書いておられました。
ふくちゃんの作者・横山隆一氏の祖父は隆一少年に背中を搔かせる際、「もっと東、行き過ぎた西に戻れ。」
と指示を出していたそうです。
知らない街を地図を頼りに自分の足で歩くのはもはや時代遅れとなりましたが、
道に迷うことも無駄ではない。
貴重な体験だったと思うのです。