シンコスタン

こんばんは加藤です。
9月も今日で終わります。
それなのに気温31℃はないでしょう(^^;)
これは台風の影響でしょうか?

さて、私立中・高校部は今週からテスト対策で大忙しです。
明日には高知西高校がテスト発表
木曜日からは小津高校がテスト開始
土曜日には土佐塾高校がテスト発表・・・
続々とテスト期間に突入します。

昨日、生徒から「シンコスタンって何?」と聞かれました。
何じゃそりゃって感じですね。
よく話を聞くと、「難しいのでシンコスタンと縁を切りたい」と言っている知人がいるとか。
いろいろ考えた結果行きついた答えは「sin cos tan」でした。
今どきの子がわざとそう呼んでいるのでしょうが、私は若くないので理解に苦しみます。

そうなんです。
今回高1の数学は、ほとんどの学校が三角比がテスト範囲です。


つまずく人が多い分野ですね。
そもそも、なぜつまずくのでしょうか?
原因は一つです。
「公式をきちんと使えるレベルまで使い込んでいない(演習が足りない)」
では、なぜ演習しないのでしょう?
私にも分かりませんが推測はできます。
やる気のない子は例外として、頑張ろうとしている生徒は演習はしているんです(十分ではないですが)
原因はおそらく次の2つ
①公式を数字と文字の羅列として覚えてしまって、決まった図形の形でしか使えていない。
②三角比の意味が分かっていない(角度や値と混同している)

①は公式を使うとき問題集とかでは決まったパターンを繰り返します。
悪いことではないのですが、それだとだれでも解けるようになるんですね。
で、分かったつもりになって、違う図形(パターン)が出てきたときに対応できない人が多いですね。
対策として基本パターンが終わったら、標準~応用(発展)問題をたくさん解くことです。
きまった形になるように首を傾けたり、問題集を回したりしなくてもよいレベルになるまで。

②は角度を表している部分、比の値を表している部分、量的な値を表している部分が頭の中でゴチャゴチャになっています。
角度の部分が分かっていない人は単に演習不足ですね。
三角比は2つの量を比べて、その比の値を教えてくれているんです。
線分の長さみたいな値とは全然違うんです。
ここでは説明が難しいので、気になる人は聞きに来てくれると嬉しいです。