数学

こんばんは加藤です。
今日は少し数学の話をしましょう。
私の考える数学を解く力とは、5%の才能と95%の演習量です。
あくまでも自論ですが・・・。
数学のできない人に限って5%の才能に目を向けがちです。
しかし、自他ともに納得できるぐらいの演習量をこなしているのでしょうか?
膨大な数の問題を解くことによって、数学の問題を解く上で一番大切な「経験」を得られます。
漠然とした「経験」ではなく、必死で考えた「経験」が大切なんですよ。
経験することによって、次の4つのことが身につきます。
1つ目は、定型問題の「解法の定着」です。
これを暗記と表現する人もいますね。
(私は暗記という表現は好きではないのですが、ある条件を満たしているなら賛成です。)
2つ目は、「考える力」が養われます。
前述の「暗記」も「単に覚える」のではなく、意味や理由を理解し「考えて覚える」という意味の「暗記」ならその通りだと思います。
3つ目は、「推測する力」が身につきます。
初見の問題でも「もしかしたら、ああやって解くのかな?」「あの解き方が応用できないかな?」などと推測して解いてみる。
それが正解だった時が快感ですよね。
4つ目は、問題を解くときに「心のゆとり」ができます。
数学の問題を解くときには、少し遊び心があるぐらいがいいですよ。
経験しないから自信が持てず、自信がないから難しいと決めつけ、分からないと思ってしまう。
悪循環ですよね。
私も数学の才能がある方だとは思いません。
だれにも負けないぐらいの演習量をこなして、数学が得意だと胸を張って言えるようになりました。
今の生徒たちを見ると、私が現役だった時の5~10%しか問題を解いていません。
まあ、私は数学以外の科目をほとんどしていなかったので、偉そうなことは言えませんが・・・。
しかし、そのことを差し引いても、今の2~3倍は問題を解くようにすべきですよ。
解けるようになれば、数学は楽しいですからね。