田植えの季節:早苗月

こんばんは、井手です。
5月も中旬を過ぎ、あちらこちら「田植え」が盛んなこの頃。教室の隣も夕方以降にはカエルの合唱が付近に響き渡ります。米は日本人の主食であり、日本人の暮らしやしきたりと大きな関りをもっています。昔から「力米」や「振り米」などのような、精神的、肉体的な力を得ようとするしきたりは今も数多くありますね。お米は日本人の源です。
During this season in Japan, rice sprouts are glistening in paddies. Rice in Japan is the staple food, with the way of living and their traditions.

さて、基礎英文法は『過去完了』が終了しました。前期の一つの山場を越えました(安心)。授業の中で何度も強調して言ったことは、“基点”という用語でしたね。今一度、復習しましょう。
ex. When he arrived at the ballpark, the game had already started.
(彼が球場に着いたとき、試合はすでに始まっていました)
これは例えば、後半の日本語訳「試合はすでに始まっていました」だけだと、普通は現在完了形を使って
The game has already started. になりそうですね。
これは、この言葉を発した時点では、意識せずとも“今現在を基点”としていることがわかるので現在完了形が使われるわけです。会話体・口語体と言えると思います。いわゆるペーパー上で試験する程度の現在完了形は、justやalready、(n)ever、since、latelyなどのキーワードをもとに自動的に解答すればよいのですが、一方、過去完了形は(読んで字の通り、現在完了形の過去版)上述の和訳のように、和訳だけ追っていたらhasでもhadでも同じに思えるところが危険。そのため、問題には必ず過去の一時点、“基点”が同一文中かそれまでの文脈で示されていないと問題として扱えないので、そこに注目して対応すればいいことになりますよね。
ということで、ex.arrived(過去形) に要チェック、これが“基点”となり、それまでの完了・結果(他にも経験や継続)が右矢印で ⇒┃(こんな感じのやつ)でした。
とにかく“基点”となるもの、過去であれ未来であれ、それを見逃していては完了形はものにできないってことですよ。そして何よりも現在完了形の知識が基本だということがわかってもらえたと思います。
ちなみに大過去(時制の一致も含む)はオマケでしたね。個人的にはまったく完了形とは無関係の解釈…そして仮定法で出てくる過去完了も同じく。

次週の例文暗記テストは、p.61の1Aと1Bの6文を追加するのでしっかりと覚えてくるように!